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2021.05.21

【順天堂大学水泳部 #3】一心不乱に水泳に向き合う彼らが語る競技の魅力と原点 - 自分自身と向き合えるチャンスがここにある

今まで2回にわたって紹介をしてきた順天堂大学水泳部。最終第3弾では今回お話しをしてくれた順天堂大学 水泳部主将 渡沼悠我さん、渡沼さんの同期である中本晃文さんの2人の競技への思い、これからの目標をお伝えします。
彼らが長年それぞれの目標に向かい努力を続けられるワケとは…?そこまで彼らが水泳に熱中する理由とは…?

― まずは大学でも競技を続けようと思ったキッカケを教えてください。

渡沼 悠我さん:今だから言えるが、有難いことに順天堂大学水泳部から声をかけて頂き、競技を続けることができているが高校3年生の当時、水泳は大学行くための手段という要素が強く、気が付いたら大学でも続けていたというのが正直なところ。入学時は大学でそこまで水泳を頑張ろうと思えていなかったかもしれない…

中本 晃文さん:高校3年生くらいからタイムが伸びるようになっていたものの、スイミングクラブの練習は1時間程度しかなかった…大学に入ってもっと自分の競技力を高めたい!と思っていたところ順大に入学が決まった。
関東1部校ということで練習時間、練習量共に倍になり高いレベルの中で練習ができるようになることで高校の時よりも間違いなく自分が速くなれる、成長できるだろうと思い競技を続けることを決意した。

― 渡沼さんはそんな中で大学でも頑張ろう、結果を出してやろう!と思ったきっかけは何かあったのですか?

渡沼 悠我さん:大学での練習が楽しく、雰囲気も良かったこと。そして先輩との練習を重ねると先輩の競技に対しての考え方や姿勢を肌で感じるようになり、そもそもの練習がすごく楽しくなり頑張れるようになったのが一番の理由。
 

 

― そんな大学でも水泳を続けているお二人が思う水泳の魅力は何ですか?

渡沼 悠我さん:タイムという明確な結果があることが一つ面白い点。取り組み方や考え方が間違っていたらそのままタイムに出るし、対して考えて取り組んでみてハマれば試合のタイムに直結するのが魅力だと思う。

中本 晃文さん:今までやってきた過程がタイムとして出るので、タイムが出なければその過程を再確認し反省し次に活かすサイクルや試行錯誤の繰り返しが楽しく、魅力でもある。

― 順天堂大学水泳部に所属してから現在までで一番印象的だった出来事は何ですか?

渡沼 悠我さん:自分自身がすごく変わることのできたタイミングが大学2年生の時に出場したインカレ。そこが僕の大学水泳での一番のターニングポイントだった。1年生の時のインカレは個人的には良い結果で終わることができていて、そこから自分なりに自信を持って色々試行錯誤しながら2年生のインカレを迎えた。しかし結果が伴わず、最終日に行われたリレーは自分が前年泳いでいたタイムで泳げていたら決勝に残れていたレースだった。そんなレースを終えた後、この1年間自分は何をしていたのだろう…と強く感じた。その時に『自分が引退するとき、どうありたいか』をすごく考えるようになったことが印象に残っている。

中本 晃文さん:2年生の時に行った合宿。1年生の頃は入ったばかりで何が何だかわからず、あっという間に終わってしまったが2年生になり雰囲気にも慣れ、自分の競技により向き合えるようになっていた中で迎えた合宿中に高校の時のベストタイムを更新することができた。その合宿でベストを出せたことで、より先輩との距離も縮まったと共に自身の成長に少し自信が持てるようになったことが一番良かったなと思うこと。

 

― 今回一緒にお話しを伺っている嵯峨コーチや安藝コーチはお二人の競技生活にとって大切な存在だと思います。選手のお二人にとって嵯峨コーチ、安藝コーチはどんなコーチですか?

渡沼 悠我さん:割と年齢も近いこともありコーチの考え+自分の考えでより良いかたちを模索してくれるイメージ。今までの監督やコーチとは、与えられた練習メニューやもらった意見をそのまま鵜呑みにしがちだったが色々一緒に考えながら進んでくれるコーチ。

中本 晃文さん:普通コーチから提案された練習メニューに意見したり他のことをしたりしてしまうと、わだかまりが生まれやすいと思う。しかしお二人とは練習メニューも話し合いながら決めることができていて自分の意見を尊重してくれていて良い信頼感を築くことができていると思う。

― 順天堂大学水泳部のアピールポイント、良いところを教えてください!

渡沼 悠我さん:他の大学のことを詳しくは分からないが厳しい上下関係が無いというところは良さだと思う。自分自身も先輩にたくさん面倒をみてもらい、厳しい上下関係があっては聞けない話やプライベートなことも相談ができていたことが今の自分自身の成長にもすごくつながっていると思っている。

中本 晃文さん:厳しい上下関係が無いということと、雰囲気が柔らかい。しっかりやることはやり、練習後は上下関係なく食事に出かけたりとメリハリのあるところは順天堂大学水泳部の良さだと思う。

― 最後にお二人の今後の目標をお聞かせください!

渡沼 悠我さん:競技面に関しては自身で掲げているタイム、目標に向けて練習を継続していくのみ。主将としてはチームとしての目標を達成できるように自分が学んできたことを後輩に伝え、もっと良いチームにしていきたいと思う。

中本 晃文さん:大会開催ができるようになったらまずは自己ベストの更新!水泳をやってきて良かったと思いながら引退することが目標。

 
【順天堂大学水泳部 #2】はコチラ>>
 

<部活動紹介>
順天堂大学 水泳部
順天堂大学水泳部は、監督・コーチ、スタッフなどを含め総勢47名で活動している。今年度のチームスローガンは選手、スタッフ、学年を超えた繋がりや関係、また目標に向けチームで迎え撃つことで結果に結びつけるという思いから『結(むすび)』。2011年から関東1部校として数々の主要大会にて結果を残してきた順天堂大学水泳部が今シーズンも新たな変革を求めチーム一丸となり闘っていく。

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