News Release

BIZLOG #29 国民の融合 そして、ソチへ[2010.03.01]

大会最終日。
開会式同様、BCプレースで行われた盛大な閉会式は、開会式でのハプニング(4本柱の内、1本が故障)をフォローする演出を加えたこともあって、感動的なフィナーレを迎えました。

またこの日、一番の目玉はもちろん、アイスホッケー男子決勝。チームCanadaにとって、予選で唯一の敗北を喫している永遠のライバル・チームUSAとの再戦は、願ってもないリベンジのチャンス。12:15の試合開始前からダウンタウンからは足音が消え、一斉に静まり返りました。代わりに、街中のパブリック・ビューイングスペース、モニター設置のバーやレストランには、緊張感に満ちたファンが大勢詰め掛けていました。

結果はご存知の通り。チームCanadaのエース、シドニー・クロスビー選手の劇的なゴールデンゴールで見事に優勝。歓喜に沸いたダウンタウンには、国旗やホッケージャージーを身にまとい、歓喜の行進を始める一団や、クラクションを鳴り響かせる車で溢れかえり、まるで暴動が起こったような喧騒に包まれました。

今回のオリンピックでは、カナダ先住民であるインディアンの積極的な参加が、テーマの一つでした。インディアンに限らず、オリンピックは人種や民族、宗教など、様々な背景を持つ国民のハートを、一つにまとめるパワーがあります。深夜まで歓喜の宴を続けるカナダ人を見て、改めてそのことを確信しました。

そして思い出されるのは、2002年サッカーワールドカップの日韓共同開催。単一民族ながら、必ずしも一枚岩ではない日本人の心を、確実に一つにした瞬間でした。

今回のような素晴らしい大会を、現地での生活を通して間近に感じることで、『オリンピックを日本に招致したい』と思う気持ちが、嘘偽りなく純粋に溢れ出してきました。きっと近い将来、このバンクーバーで起こったことが、日本でも起こることを期待して。

そして、次の冬季オリンピックの会場は、ロシア・ソチ!
バンクーバー市内のサイエンス・ワールドでは、ソチ・オリンピックの全貌が垣間見える展示やショーが様々、繰り広げられていました。

この展示を通して、ソチはバンクーバーを来訪したファンと世界中の人々に対して、『Welcome』という確かなメッセージを送っていたように感じました。ロシアもまたカナダ同様に他民族国家であり、そこをどのようにクリアして、国民の一体感を醸成するか、という点に注目したいと思います。ソチ・オリンピック2014の情報は、既にウェブサイト(http://sochi2014.ru/eng.html)が立ち上がっているので、是非ご注目ください!

明けて、翌3月1日。

昨晩の喧騒から一夜明けたバンクーバーのウォーターフロントには、無事にその役目を終えた聖火台が、今も静かに、カナダ国民を見守っていました。

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